2010年10月23日(土)、三日前から降っていた雨も昨日には止み、晴れたので上大岡からの「鎌倉天園ハイキングコース」を楽しむことにした。 雨であれば「シアターN渋谷」まで行って、当日公開の「永山裕子 人形と百合を描く」という映画を観る予定だった。 映画もよいが、やはり小山歩きは気持ちが良い。 しばらく歩いた後の茶屋でのビールも美味しい。 連れがトイレに行った直ぐ後、あたりが真っ暗になり、頭がボーっとしてきたその直後、目の前がうっすらと明るくなった。 そこには古代人が杵と臼で蕎麦の実をひたすらつついている不思議な空間があった。 その光景を、6〜7時間ぐらい眺めていた。 なぜか、つついていた蕎麦の実が生地になり麺となって、私に食べるよう勧めてくれた。 美味しいそばの食べ歩きをしていた私ですが、食べたことの無い美味しい蕎麦であった。 香り・うま味・風味・甘味が通常の蕎麦とは、全く違う!! 目を閉じて、「う〜ん・・・」と余韻に浸りながら感動していると、急に「寝ちゃったの?」と連れに声を掛けられた。 朝から日隠れるまで、古代人の様子を見ていた、しかも美味しい今まで食したことの無い蕎麦・・・ それが、たった7〜8分の「夢」だったんだろうか? その後、「蕎麦の食べ歩き」を続けながら、「そば打ち」を始め、いつかは、あの「鎌倉天園」で「日隠れ」るまで、突いて突いて生地にし麺にした蕎麦を再現したいと心に秘めておりました。 取り組んで5年!それが、ほぼ完成しました。 創作そば 『鎌倉天園 日隠れ(ひがくれ)』と命名させて頂きました。 2017年2月4日 | ||||||||||||
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